まだある「手頃」価格の物件 狙い目はブロンクスとクイーンズ海べの町

 ニューヨーク市では過去10年で不動産価格が高騰。この傾向はマンハッタンやブルックリン、クイーンズ区西部で顕著だが、市中心部から離れれば、販売価格の中央値が50万ドルを下回る物件はまだある。
 物件検索サイトのプロパティークラブは、市財務局が所有する1月から9月までの住宅販売記録を基に、不動産価格が最も「手頃」な50の地域を決定、先月22日に発表した。
販売価格の中央値が最も低いのは、ブロンクス区パークチェスターで18万ドル(約1960万円)。2位はクイーンズ区ロッカウェーのハメルズ(27万5000ドル)、3位はスタテン島の北西岸ポートアイボリー(36万2228ドル)、4位も同島北岸のニューブライトン(36万5000ドル)、5位はクイーンズ区のハワードビーチ(38万7795ドル)だった。ブルックリン区からはブラウンズビルが47万5000ドルで24位に。マンハッタン区は圏外だった。
 同サイトはまた、市内で最も販売価格の中央値が高い地域も発表。1位は市庁舎があるマンハッタン区シビックセンターで366万2500ドル(約4億円)、2位が同区ソーホー、3位がトライベッカだった。