オニールNYPD本部長が辞任 11月いっぱいで

 ニューヨーク市警察(NYPD)のジェームズ・オニール本部長(61)は4日、市庁舎で会見を開き、今月いっぱいで引退すると発表した。2016年に本部長に就任、任期はわずか3年だった。同本部長は、警官が同じシフトで同じ地域を巡回し、コミュニティーの連携を密にする手法で犯罪撲滅に貢献。2019年前半の殺人件数は過去最低を記録した。2014年のガーナーさん事件で8月白人警官を、懲戒解雇処分に。警官組合から激しい反発に遭っていた。

オニール本部長=写真左=はアイルランド系米国人の家族のもとに7人きょうだいの4番目の子どもとして出生。ブルックリン区イーストフラットブッシュで育った。1983年、25歳で交通警察としてキャリアをスタートさせた。同本部長の後任となる第44代NYPD本部長には、ダーモット・シェア刑事部長が就任する。写真は4日の記者会見の様子。ビル・デブラシオ市長の公式ツイッター(@NYCMayor)より