BAMに新しいギャラリーが登場 オープニング展示は日系美術家の現代作品

ブルックリン区フォートグリーンにあるブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック(BAM)は6日、同区フルトン通り沿いにあるハービーシアターの隣に常設のアートギャラリーをオープンした。BAMが常設のギャラリーを設置するのは初。 
 BAMが3800万ドル(約41億3900万円)を投入して進める施設拡充プロジェクトの一環。オープンに先駆けて、ウォール・ストリート・ジャーナルが4日、報じた。
 BAMは創立158年。前衛的なダンスや演劇、上演機会の少ないオペラなどの公演でパフォーミングアーツのメッカとして知られている。これにビジュアルアーツを加えようというのがギャラリー開設の趣旨だ。広さは1100平方フィート(103平方メートル)。美術品収集家のベス・ルディン・デュウッディーさんの名前を冠して「ルディン・ファミリー・ギャラリー」と名付けた。同ギャラリーの客員学芸員、ラリー・オッセイ=メンサさんは同紙に「パフォーミングアーツとのコラボレーションの可能性もある」と期待を込めた。
 オープニングを飾るのはカリフォルニア州ロサンゼルス市出身の日系米国人アーティスト、グレン・カイノによる現代美術展「When a Pot Finds Its Purpose」。今後は、年数回のペースで展覧会を実施するという。同展は12月15日(日)まで。
 同ギャラリーへの入場は無料。開館時間は水曜から日曜の正午から午後6時。

BAMの公式ホームページより