8月に経営破綻し、このほど、ブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループに買収された高級百貨店チェーン「バーニーズ・ニューヨーク」。買収には全7店舗の閉鎖が含まれているが、「バーニーズのレストラン」として愛された「フレッズ」は生き残るようだ。レストラン情報サイトのイーターが4日、報じた。
マンハッタン区マジソン街にある旗艦店は来年2月に閉店した後、美術作品の体験型会場として使われる。フレッズは、そのアートスペースの一部として残されるという。同店は別会社が引き継ぎ、ブランド管理会社はライセンスの販売も視野に入れているという。
フレッズはバーニーズグループのオリジナルレストランとして96年に開業。具だくさんのチキンサラダなどひねりの効いた健康的メニューで人気となった。実業家のマーサ・スチュワートさんやジュリアーニ元ニューヨーク市長、俳優のヒュー・グラントさんなどが常連だった。同店の料理長は今回の買収騒動で退社。自身の店の開店を準備中だという。