RELATED POST
9.11同時多発テロのファーストレスポンダーの休憩所として使われたマンハッタン区金融街の聖ポール教会でバイオリンを演奏。ニューヨーク市消防局や市警察などの隊員を癒したマーヤ・コロンビアさんが10月23日、ウエストチェスター郡ヨンカーズの自宅で肺がんのため亡くなった。63歳だった。ニューヨークタイムズが5日、報じた。
コロンビアさんは、音楽家たちで構成され、週7日9カ月間にわたり演奏した「ミュージックギバーズ」に参加。コロンビアさんは毎週1回、グラウンドゼロからわずか2ブロックの教会でマスクもつけずに演奏した。
2018年半ばに末期の肺がんと診断。主治医はグラウンドゼロ付近で吸引した有毒ガスが原因と指摘した。健康保険に加入していなかったため、受診が遅れたという。
診断後、コロンビアさんはレスポンダーとしてWTC健康プログラムの医療費免除ケアを申請したが、「音楽家は対象外」として却下された。支援者の尽力でレスポンダーに認定され10月、自宅ホスピスの補償が受けられる健康プログラムの受給が始まったばかりだった。
RECOMMENDED
-
世界最強パスポートはどの国? 日本2位、アメリカは9位に
-
今年はNYで4つの美術館がリニューアルオープン!ニューヨーク・タイムズの「訪れるべき場所」にも
-
「2025年に訪れるべき52の場所」ニューヨーク・タイムズが富山県を選出 隈研吾のガラス美術館にも注目
-
NYで5つの「メイシーズ」が閉店 対象店舗は? ミニマーケットの出店も計画中か
-
津山恵子のニューヨーク・リポートVol.47 中居氏の謝罪、アメリカではあり得ない ジャニーズ問題を繰り返し人権蹂躙
-
異色ユーチューバー、ラオスでの児童買春を投稿、卑劣さが物議…海外での犯罪も罪成立
-
NY、NJ州境で大規模山火事 マンハッタンの「3分の1相当」が延焼か
-
ビリー・ジョエルとロッド・スチュアート 一夜限りの豪華すぎる共演、17日からチケット発売
-
老舗廃業、かつては売り場面積最大の店も
-
ロス山火事、安否不明「多数」