山野内大使率いるバンドが慈善ライブ 米国日本人医師会

 米国日本人医師会(JMSA)は11月23日、キタノホテル内のジャズ・アット・キタノで、在ニューヨーク日本国総領事館の山野内勘二総領事・大使率いるロックバンド@K4の慈善ライブを開催した。
 @K4はさまざまなバックグラウンドと職業を持つニューヨーク在住の日本人で結成されたバンド。これまでにジャパンデー@セントラルパークなどで演奏してきた。この夜は、イーグルスのヒット曲「ホテル・カリフォルニア」でスタート。エリック・クラプトン、ビートルズ、キャロル・キング、ポリスなど往年の名曲を次々に披露。フィナーレはビートルズの「レット・イット・ビー」で締めくくった。
 ライブはJMSAが続けている9.11同時多発テロと東日本大震災の両遺族の交流事業の義援金集めの一環として行われた。キタノホテルはカバーチャージを無料で提供。会場内にも募金箱を設置し、この日集まった義援金は4505ドルに上った。演奏後、山野内大使からJMSA会長の柳澤貴裕医師と同事務局長の加納良雄さんに小切手が手渡された。集まった義援金は、JMSAの「東北被災地リリーフファンドプログラム」を通じて、日米両国の被災者交流と復興支援活動に充てられる。
 リードギターとして見事な腕前を見せた山野内大使は、「みんなで集まって練習をするのが『クラブ活動』みたいで楽しかった。小さな力ですが、(バンド活動が)何かの役に立てればうれしいです」と話した。

(左から)柳澤医師、山野内大使、2人おいて
加納さん(photo: Asami Kato / 本紙)

www.jmsa.org