下院、トランプ大統領を弾劾訴追へ クリスマス休暇前に

 ペロシ下院議長(民主)は5日、トランプ大統領のウクライナ疑惑を巡り、刑事事件の起訴状に当たる「弾劾訴追状」の作成をナドラー下院司法委員長に指示。正式に弾劾の手続きに入ると発表した。各メディアが同日、報じた。
 報道によると、下院では4日、司法委員会の公聴会が開かれ、情報委員会のウクライナ疑惑の調査結果を踏まえ、弾劾の審議が行われていた。
 ペロシ議長は記者会見で、「トランプ大統領は自らの利益のために職権を乱用した。大統領であっても法を破ることはできない」と厳しく非難した。
 下院司法委員会は9日に2回目の公聴会を開催、具体的な弾劾訴追状の作成作業を急ぎ、クリスマス休暇までに訴追する意向だという。
 トランプ氏は5日、ツイッターで、「やれるものならやってみろ。上院で公正な判断が下されるだろう」と反論した。

ペロシ議長の公式ツイッター(@SpeakerPelosi)より