がんと闘う日々をブログで発信し、末期がん患者のデートに関するエッセーが大反響を呼んだ、編集者でライターのジョシー・ルビオさんが3日、神経内分泌腫瘍の合併症のため亡くなった。42歳だった。ニューヨークタイムズが4日、報じた。
ルビオさんがホジキンリンパ腫を宣告されたのは2013年。それからブログ「A Pain in the Neck(首が痛い)」を開始、過酷な闘病記録をつづった。最後となった11月6日付の「ホスピス」では、「死ぬって、死ぬほど退屈なことだったのね」とユーモアを忘れなかった。
12年間つきあった交際相手と別れ、デートアプリを使った体験をまとめたエッセー「Dating While Dying(死にながらデート)」では、「私はがん患者。デートしたいなら今すぐ行動を!」と呼び掛けたところ反応があり、「久しぶりに知らない人とデートするのは怖い。『骨髄生検のほうがましだ』と友人にテキストしたが、行ってみた。けっこう楽しくて、回を重ねた」と告白。8月24日、ニューヨークタイムズ電子版に掲載されると22万5000回のアクセスがあった。
アプリで知り合ったボーイフレンドの写真家、マシュー・ザッカーさんがルビオさんの最期を看取った。