サイクリスト、今年28人が死亡 2000年以降最多

 ニューヨーク市では今年、サイクリストの死亡事故が昨年比3倍の28件発生。2000年以降、最も多かったことが分かった。ゴッサミストが17日、報じた。うち1件を除いた27件が自動車との接触事故だったが、運転手が逮捕されたのはわずか5件。サイクリスト擁護団体は、運転手の罰則強化を求めている。市は、自転車が赤信号に止められることなく走行できるように青信号の待ち時間を調整する「グリーンウェーブ」を拡大するなど対策に努めている。

5月11日、ブルックリン区ベッドフォード=スタイベサントで日本人留学生の中川健一さん(23)が交差点で右から直進してきた自動車にひかれ頭を強く打ち死亡。写真は6月24日、マンハッタン区6番街で車にひかれて死亡したサイクリストを追悼する記念碑(photo: Asami Kato / 本紙)