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ニューヨーク市内でクリスマスツリーが高値を呼んでいる。根強い需要に反して供給が不足していることが原因のようだ。ニューヨークポストが8日、報じた。
マンハッタン区ソーホーでクリスマスツリーを販売するスコット・レクナーさんは「高さ20フィート(約6メートル)のフレイザーモミが、配達と設置込みで約6500ドル(約71万円)」と強気だ。屋上階のペントハウスやビルのロビーに需要があり、「売り切れ状態」だという。同区イーストビレッジのベンダーは、20フィートのツリーが「たった2000ドル」と鼻息が荒い。ヘルズキッチンにあるタイラーズツリーズでは、16フィートのフレイザーモミが1499ドル。オーナーのハロルド・デルシアさんは「今までになく需要が強い。昨年の利益をすでに超えている」とほくほく顔だ。
市場に出回っているもみの木は約10年前に作付けられたもの。不況と重ったため、主産地のノースカロライナ州の農家が減産し、供給が細った。これにホームデポなどの大型店による買い占めが、品不足に拍車をかけているという。グリニッチビレッジなど3カ所に売り場を構えるヘザー・ネビルさんは昨年比20%の値上げ。「16年商っているが、これほど上がった覚えがない」とため息をつく。
それでも売れている。アッパーウエストサイドでツリーを「物色」していたリンダさんは、「ツリーがないクリスマスなんて」と話した。
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