Kokage Café

初春は、One and Onlyの「Wagashi」で Kokage Café

 マンハッタン区ミッドタウンにある精進料理の店「嘉日(Kajitsu)」の1階「こかげ(Kokage)」に、今年7月20日オープンした「Kokage cafe’」では、毎月メニューが変わる旬の和菓子や、京生麩の専門店、麩嘉 (FUKA)の生麩を、京都・一保堂のお茶とともに提供している。
 和菓子は京都から空輸した材料とローカルの素材を使用し、同店のキッチンで作る。和菓子職人の水野舞(みずの・まい)さん、小川フィービー(オガワ・フィービー)さんに加え、今春から公下翼(このした・つばさ)さんが新たに参加。三人三様の創作和菓子が楽しめるとあって、おいしいものや珍しいものに目がないニューヨーカーから注目を集めている。水野さんも「従来の和菓子の枠を超えた、ニューヨークならではの『Wagashi』をここから発信していきたい」と意気込んでいる。初春は、作りたて、One and Onlyの「Wagashi」でお祝いしよう。

さっと炙った麩嘉の生麩が入った「黒ごまのぜんざい」。ニューヨークで生麩が食べられるのは同店だけ。ぜんざいの内容は毎月、変わる。


従来の和菓子の枠を超えた、ニューヨークならではの
『Wagashi』をここから発信していきたい

(写真左から)和菓子職人の水野さん、小川さん

(写真奥左から)「つばき」「うめ」
(写真手前左から)
お正月をイメージした「春はあけぼの」。
甘く煮たゴボウと白みそ餡を使った花びらもちは、京都のお正月の定番菓子。

京都麩嘉の麩饅頭

Kokage Café
125 E. 39th St.
(bet. Lexington & Park Aves.)
☎212-228-4873
www.kokagenyc.com
火〜土11am – 3:30pm (L.O.)
(月・日曜と毎月1日定休)