7年前、観光で訪れていたニューヨーク市で片足を失った英国女性がこのほど、著名ブランド、ルイ・ヴィトンのバッグで義足を制作。英国BBCがテレビ番組で紹介し、ニューヨークポストが22日、記事にした。
シアン・グリーン=ロードさん=現在29=は、2013年8月20日、マンハッタン区ロックフェラーセンター近くの6番街と49丁目にある噴水広場に座っていたところ、突っ込んできたタクシーにひかれ、左足を切断する大けがを負った。
「スーパーレッグのイメージが夢で出てきた!」と話すグリーン=ロードさんは夫から励まされ、義足の制作を決意。オークションで購入した197ドルのヴィトンのビンテージバックを使った義足の制作を、英国のリハビリ専門病院に依頼。その制作過程を動画サイトのユーチューブに投稿し、話題になった。
「おしゃれが目的ではなく、左足を失う前の自分を取り戻したかった」とグリーン=ロードさん。スタイリッシュな義足が自信を与えてくれたと話す姿に、義足を利用している人からも賞賛の声が寄せられている。