マスク売り切れ、NYでも コロナウイルス流行で

 中国の武漢市で発生した新型コロナウイルス肺炎の感染拡大を受け、ニューヨーク市の薬局でもマスクの売り上げが急増、売り切れの店も出ているという。ゴッサミストが29日、報じた。マンハッタン区チャイナタウンにあるバイヤード薬局の店主チェンさんによると、在庫の120箱が過去3週間で完売、次の入荷日は「未定」だという。チェンさんは、毎年この時期になると流行するインフルエンザを懸念するニューヨーカーも多いと話した。

市内ではこれまで、新型コロナウイルス肺炎の感染は確認されていない。米国ではアリゾナ州やワシントン州、イリノイ州などで5件の症例が報告されている。写真は29日午後、マンハッタン区チャイナタウンで撮影(photo: Asami Kato / 本紙)