ロングアイランドの学区の元教育長4人が、ニューヨ
ーク市を除いたニューヨーク州内で最高額の年間30万ドルを超える年金を受け取っていることが分かった。ニューヨークポストが2日、ニューヨーク州退職年金基金が発表した2019年のデータを基に報じた。
サフォーク郡コマック学区のジェー
ムス・フェルトマン元教育長は43年間にわたり勤務した後、2010年に退職。32万7006ドル(約3580万円)の年金を受給している。45年間の勤続後、11年に退職したハーフ・ホロー・ヒルズ学区のシェルドン・カーニロウ元教育長の年金は32万3444ドル(約3540万円)。また、39年間の勤続後、13年に退職したショセット学区のキャロル・ハンキン元教育長は、32万548ドル(約3508万円)の年金を受給。コマック学区の別の元教育長ジェームス・ハンダーファンド教育長は31万8081ドル(約3500万円)の年金の受給開始後、マルバーン学区で教育長の職に就き、18年には同学区から24万2349ドル(約2652万円)の給与を得ていた。同教育長は、10年の年金受給額番付で他の3人を抑えてトップの座に君臨。4人の年金受給額は、ナッソーおよびサフォーク郡の納税者の平均収入を遥かに超える。
ナッソー郡暫定財務局の元ディレクター、ジョージ・マリーンさんは「30万ドルの年金? 全くばかげている。クレージーだ」と非難した。
市では18年、クイーンズカレッジの歴史学教授が年間56万1754ドル(約6105万円)の年金を受給していた。