ニューヨーク市運輸局(DOT)は、非営利の都市計画団体バン・アレン・インスティチュートと共同で、ブルックリン橋のプロムナードのデザインコンテストを開催する。ウォール・ストリート・ジャーナルが10日、報じた。
ブルックリン橋は1883年に開通。上層は歩行者とサイクリスト用の通路(プロムナード)になっている。幅は12フィートから13フィート(約4メートル)。狭いところでは10フィートほどしかない。最近はセルフィーを撮る観光客が増えて大混雑。昨年の平日1日当たりの利用者は1万5000人に上った。一方、サイクリストの数はピーク時の2016年の3600人から18年は3000人に減少。DOTは、混雑の一因は橋の設計にあるとして、人と自転車の流れの改善案を広く一般から公募することにしたという。
コンテストは年齢に応じて2つのカテゴリーに分けられる。21歳以下部門では「自由奔放」なアイデアを、22歳以上部門では「現実的」な提案を募る。橋につながる道路や付近の公共スペースの改善案を含めることも可能だ。
締め切りは4月5日。5月に両部門から最終候補を3案ずつ選び、7月の公開イベントで最優秀案を決定する。最終候補に選ばれた3人には、21歳以下部門で3000ドル、22歳以上部門で1万3000ドルがそれぞれ贈られる。