寒いニューヨークで車を始動する場合は、30秒から4分の暖気運転を推奨します。暖気を全くしないという人が多数派だと思いますが、エンジンへの負荷を考えるとやはり必要だと思います。
なぜ暖気運転が必要になるかというと、暖気はエンジン内のオイルをシリンダー内にうまく潤滑させるための手段だからです。特に極端な低温時や、しばらく乗らなかった車はエンジン内のオイルが通常時と比べ潤滑になっていません。その状態で急発進をすると、エンジンへの負担が増加します。
エンジンは金属で構成されており、その中にオイルが満たされています。金属もオイルも温度の影響を受けます。エンジンにはパフォーマンスを最も発揮できる適正な温度というものがあります。最近の車は、エンジンが冷えていると自動的にガソリンの量を調節して温め、パフォーマンスを高めようとします。
忙しい朝で時間がない。寒いのにわざわざ一度、外に出て車のエンジンをかけに行くなどと手間がかかりますが、暖気運転は非常に大切です。自分を目的地に運んでくれる愛車の発進準備にできれば、数分だけ時間を割いてあげてください。
後付けもできるリモートスタート
ただやはり、非常に面倒だというお気持ちも分かります。そこで便利なのが「リモートスタート」です。最近の車には、新車時のオプション装備で搭載されているものもありますが、もし搭載されていなくても後付けすることができます。汎用品なので、大概の車に装備が可能です。ただし、リモコンキーごと社外品になりますのでご注意。鍵とリモコンが別体型の車はリモコンを交換するだけで済みますが、鍵とリモコンが一体になっている車の場合、追加でリモコンが必要になります。
パーツだけなら、E-bayなどで100ドル以下で手に入りますが、取り付けは自分でしなければいけません。ただし、専用知識がないと難しいです。車の部品店やカーオーディオショップなどでも取り扱っており、そこでは取り付けをしてくれます。製品や車種によって異なりますが、費用は300ドルから500ドルほどです。また、社外品ではなく、純正品をメーカーのサービス工場で後付けできる場合もあります。
(注意)車種によっては後付け装備ができないものもあります。詳しくは取扱店やメーカーにお問い合わせください。
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