JFK空港第4ターミナル拡張へ 16ゲートを増設、デルタ航空便を集約

 ニューヨーク・ニュージャージー港湾局(PA)理事会は13日、ジョン・F・ケネディ(JFK)空港の第4ターミナル拡張計画を承認した。ニューヨーク州のクオモ知事が130億ドル(約1兆4278億円)をかけて推進する同空港のターミナルや道路、タクシー乗り場の改修計画の一環。ウォール・ストリート・ジャーナルが同日、報じた。
 第4ターミナルの運営会社、JFKインターナショナル・エア・ターミナルのCEO、ロエル・ハイニンク氏によると、ターミナルや車道の工事を今秋から開始し、続いて商業スペースやレストラン街を改装する。東側コンコースを現在の面積の2倍以上となる1900フィート(約580メートル)に拡張。ゲートを16増設する。これにより、デルタ航空は第1ターミナル拡張のために撤去される第2ターミナルを引き払い、全ての便を第4ターミナルに集約することが可能になる。
 PAは基本的なインフラ整備に予算10億ドル(約1098億3000万円)を計上。残りの費用はターミナル運営会社などが用意する。工事完成は2025年を予定。全ての工事が完成すると、JFK空港は拡張された4つのターミナルから成る空港に生まれ変わる。
 デルタ航空や中華航空、KLM航空など31の航空会社の便が発着する第4ターミナルの昨年の利用客は2200万人。

Craig(https://commons.wikimedia.org/wiki/User:Pizzaboy1)

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