RELATED POST
新型コロナウイルス感染拡大の影響がウエディングドレス業界にも及んでいる。ニューヨークポストが2月29日、報じた。
業界関係者によると、ニューヨーク市で販売されているウエディングドレスの90%は中国製または中国製の素材を使用している。新型コロナウイルス流行の発端となった中国では、同ウイルスの影響により関連工場の一部は閉鎖され、その他の工場でも縫製作業などが遅れている。2月14日付のウォール・ストリート・ジャーナルによると、中国の港から出る船には、通常の10%未満の商品しか積まれていないという。加えて、何十件もの出荷がキャンセルとなった。
オーダーメイドのウエディングドレスは通常、注文から約3カ月で入荷するというが、現在は遅延が半年に及んでいる。いつ正常に戻るのか分からないため、ウエディングドレス店からは、「注文を受けるのが不安」との声も上がっている。デザイナーから毎日のように遅延の連絡を受けると嘆くのは、ガーメント地区にあるデザイナーロフトNYCの経営者、リズ・セラシーさん。「このビジネスを20年間やってきたが、こんなことはいまだかつてない」と話す。マンハッタン区西54丁目にある大手、RKブライダルでは、注文した3000着のドレスの3分の1の入荷が遅れている。同店の経営者、キャンディ・キメルさんは、「毎週、『工場は来週、再開すると思う』など、メーカーからは曖昧な情報しか入らない」と頭を抱えている。
RECOMMENDED
-
世界最強パスポートはどの国? 日本2位、アメリカは9位に
-
今年はNYで4つの美術館がリニューアルオープン!ニューヨーク・タイムズの「訪れるべき場所」にも
-
「2025年に訪れるべき52の場所」ニューヨーク・タイムズが富山県を選出 隈研吾のガラス美術館にも注目
-
津山恵子のニューヨーク・リポートVol.47 中居氏の謝罪、アメリカではあり得ない ジャニーズ問題を繰り返し人権蹂躙
-
NYで5つの「メイシーズ」が閉店 対象店舗は? ミニマーケットの出店も計画中か
-
老舗廃業、かつては売り場面積最大の店も
-
ロス山火事、安否不明「多数」
-
異色ユーチューバー、ラオスでの児童買春を投稿、卑劣さが物議…海外での犯罪も罪成立
-
NY、NJ州境で大規模山火事 マンハッタンの「3分の1相当」が延焼か
-
ビリー・ジョエルとロッド・スチュアート 一夜限りの豪華すぎる共演、17日からチケット発売