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「ファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)」と呼ばれたバックギャモンの世界的プレーヤー、マトビー・ナタンゾンさんが2月14日、脳腫瘍で亡くなった。51歳。ニューヨークタイムズが3日、報じた。
1968年、旧ソ連出身。14歳で米国に移民。10代をバッファロー市で過ごしたが、当時からギャンブル依存症で、「『これ』とは言わず、『これに賭ける』と言う」のがモットーだった。大学を卒業後、賭けで無一文になるとヒッチハイクでニューヨーク市へ。マンハッタン区のワシントン・スクエア・パークのベンチで半年間寝起きし、バックギャモンを習得した。夜通しでゲームに熱中し、気絶しているナタンゾンさんの顔にファラフェルが付いていたことからあだ名が生まれた。カジノでは粗末な服装で「負け組」を装い、1時間で数万ドルを稼いだこともある。
ゲームの運び方は自己流で、仲間から「天才肌」と評された。トッププレイヤーの称号「巨人」に7年連続で選出。2018年には米バックギャモン連盟から特別功労賞を受けた。2年前に末期の脳腫瘍と診断された際には、友人に「治る方に賭ける」と気丈に話していたという。
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