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新型コロナウイルスの感染拡大により、ニューヨーク州都市交通局(MTA)が約40億ドル(約4444億円)の補助金を連邦政府に求めていることが17日、明らかになった。ウォール・ストリート・ジャーナルが同日、報じた。
MTAのCEO、パトリック・フォイ氏によると、市内で新型コロナの感染が始まった今月2日から地下鉄の1日の平均利用者数は以前と比べ60%減、バスは49%減少だった。また、ロングアイランド鉄道(LIRR)は67%減、メトロノースは90%減少だった。MTAの年間予算は約170億ドル(約1兆8900億円)。歳入の40%を運賃収入に頼っている。しかしMTAは利用者数が激減した今も平常運行を続けている。フォイ氏は、利用者の減少は9月まで続くと想定、37億ドル(約4110億円)の損失につながると推定している。
さらにMTAは、感染拡大の予防策として駅構内や車両の殺菌を強化。これに3億ドル(約333億ドル円)の経費が追加となる。
ロングアイランド選出のトーマス・スオジ下院議員(民主)は「ニューヨーク州は全米で最も連邦税に貢献している。MTAの救済に全力を尽くす」と強調した。
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