安全に洗濯するための心得 衣類から感染のリスクは「低い」

 新型コロナウイルスの感染が止まらないいま、日常生活でさまざまな不安を感じている人も多いだろう。ニューヨークタイムズは26日、新型コロナウイルスへの感染を懸念する人たちに、安全な洗濯方法を紹介した。
 衣類やタオル、寝具を洗濯するときは、高温で洗う。乾燥機も高温に設定し完全に乾かす。使い捨ての手袋を着用し、洗濯終了後は石けんで20秒間以上手を洗う。ウイルスが空中に拡散するのを防ぐため、洗濯物は振らない。終了後は、洗濯物を入れたかごや袋を消毒する。使い捨てのビニール袋などを使って衣類を運ぶ。汚れた洗濯物と洗った洗濯物を入れる袋は分ける。洗濯室を共有する人は、ウイルスに感染した際に重症化しやすい高齢者などに譲り、後で出直す。疾患の症状が現れている場合は、家族などに洗濯を頼む。洗濯機などとの接触を最小限に抑えるため、汚れた洗濯物は洗濯室に向かう前に分別し、洗った後は自宅でたたむ。
 洗濯後は、手を洗うまで顔を触らない。同居人に感染者がいる場合は、健康な人が手袋をして洗濯袋を扱い、衣類が他の表面に触れないように袋から直接洗濯機に投入する。ランドロマットでもこれらの注意事項を守る。混んでいたら、出直す。 なお、感染は、他の物体や物質を介してよりも、感染者からの飛沫を介する方が一般的であるため、衣類からウイルスに感染する可能性については、それほど心配する必要はないという。