FIFA理事への 買収告発 18、22年W杯招致で米地裁

 ニューヨーク市のスコットストリンガー会計監査官の2015年の調査によると、市民の約17%にあたる150万人が、住民の人数が部屋の数より多い「混雑」アパートに住んでいる。しかし、新型コロナウイルス感染が拡大した現在、他人との共同生活では衛生上のさまざま問題が生じている。ゴッサミストが2日、報じた。
 クイーンズ区在住のビマルさん(54)は先日、同ウイルス陽性が判明した。病院からの指示は、1人部屋での隔離だった。妻と2人の娘と共有していたベッドルームはビマルさんの隔離部屋となり、妻と娘はリビングルームで寝起きしている。しかし、トイレは1つしかないためビマルさんが使った後、10分かけて清掃する。
 ルームメイトが家族でない場合は、もっと複雑だ。市内では、自分のルームメイトが新型コロナウイルスに感染したとわかると、感染を避けるためホテルに避難した夫婦もいるという。
 市保健精神衛生局は、混雑アパートに住む医療従業員を対象に、感染拡大予防として市内のホテルに宿泊するよう指示。しかしブルックリン区選出のステファン・レビン市議会議員は、同方針を一般人にも適用すべきだと主張している。
 一方、デブラシオ市長は、新型コロナウイルスに感染した重症患者のみを対象に、ホテルに入院させる方針を検討。ルームメートからの感染を防ぐことを目的とした一般人のホテル隔離については、未だ検討されていないという。