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新型コロナウイルス感染拡大の影響により、収入を失った飲食店の従業員の財政支援をするため、ニューヨークの多くの飲食店が資金支援サイト「ゴー・ファンド・ミー」を利用。しかし、同サイトで集まった資金の引き出しができないという問題が多発している。イーターが9日、報じた。
3月中旬に同サイトでキャンペーンを立ち上げた飲食店の多くは、支援資金が目標額に達し引き出そうとするが、引き出し可能日が繰り返し延期するなどのエラーが発生。同サイトの規定では、銀行が営業する7日間以内に引き出しが可能と記載されているという。
同サイトでは、キャンペーンの立ち上げ日から30日以内に支援金を引き出す必要があるため、期限が過ぎてもアカウントにお金が残ったままの場合、寄付された資金は寄付者へ返還する場合もある。
一方、支援金の引き出しの遅延について、「不正利用されないためのセキュリティ対策の一環」と同サイトは主張。引き出しが行えなかった飲食店の経営者がアカウントを停止する手続きを行う際にも、支援資金調達の主催者の情報、集まった分配方法などの識別情報の他、細密な情報の提出が求められるため多くの時間を要するという。
また、飲食店によると、同サイトとの連絡は電子メールのみ。経営者が何度もメールを送らなければサイトから回答を得るのも困難だという。支援金を引き出す際、不正使用を目的としたガイドラインについても「不透明」と不安を募らせている。
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