米高級百貨店、破産申請へ 新型コロナ拡大で打撃 

 【ニューヨーク共同】ロイター通信は19日、米高級百貨店ニーマン・マーカスが週内にも、連邦破産法を申請する準備に入ったと伝えた。新型コロナウイルス感染症の拡大で経営が打撃を受けた。新型コロナによる米大手百貨店の経営破綻は初めて。
 同社は債権者と債務交渉の最終段階にあるという。借入総額は約48億ドル(約5200億円)に達するとみられる。既に従業員約1万4千人の多くを一時帰休にした。
 テキサス州ダラスで1900年代に創業。70年代初めにニューヨークに進出、富裕層向けの高級ハンドバッグや衣服を販売する百貨店としてブランドを確立。43の店舗を構えていた。