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ニューヨークとボストンのハトは相いれないという研究結果が、生物学専門誌「エボリューションナリー・アプリケーションズ」で発表された。ニューヨークタイムズが23日、報じた。
この研究を発表したのは、ニューヨーク市フォーダム大学の生物学者、エリザベス・カーレンさん。米国東海岸に生息するハトを捕獲して、その血液を分析した。その結果、バージニア州からコネティカット州までの広範囲に生息するハトに、異種交配を確認。帰巣本能が強いハトは数百フィートの範囲の中で行動するという仮説を覆した。ただし、マサチューセッツ州ボストン市のハトは別。ニューヨークや他州のハトと異種交配がないことが明らかになった。カーレン氏は「まるで、ヤンキーズファン対レッドソックスファンのよう。ニューヨークとボストンではハトでさえ相いれない」と話している。
ニューヨークとボストンの距離は200マイル(約321キロメートル)未満。しかし、ハトは州を超えていくのをためらい、独自の「シマ(縄張り)」を形成していると考えられる。ハトがそれぞれの街でどのように順応しているかを探る次の研究がすでに始まっているという。 ワシントン大学(ミズーリ州セントルイス)の生物学者、ジョナサン・ロソスさんも「ハトにこんな秘密が隠されていたとは驚きだ。生物が、都市化にどう適応するかを知る上で、貴重な研究だ」と評価している。

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