薬局5千店でウイルス検査 NY州、医師の抗体確認も

 【ニューヨーク共同】米東部ニューヨーク州のクオモ知事は25日の記者会見で、新型コロナウイルスの検査規模を拡大するため、州内に約5千店ある薬局で、陽性かどうかを診断するウイルス検査の実施を許可する知事令に署名すると表明した。医療従事者らを対象に、感染歴の有無を調べる抗体検査も実施する。
 クオモ氏は「薬局が検査データを集める場所になる」と説明した。同州では3月下旬から外出制限などを続けており、経済活動再開の前提として検査規模の拡大が必要と主張している。
 米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、米国での感染者は約92万5千人、死者は約5万3千人。