中国湖北省、GDP40%減 北京、上海も大幅マイナス

 【北京共同】中国の省や直轄市における2020年1〜3月期の域内総生産(GDP)が28日までにほぼ出そろった。新型コロナの影響で軒並み減少し、感染が深刻な湖北省は前年同月比39・2%減と落ち込みが突出。減少率が大きい上位10地域に北京市や上海市、発展が進む広東省が名を連ねた。
 中国全体では6・8%減と四半期ベースで初のマイナス成長を記録。感染拡大の「終息」をアピールする習近平指導部はV字回復を目指すが、けん引役が見いだせない情勢だ。
 湖北省に次いで減少率が大きかったのは天津市で9・5%減。上海と広東でともに6・7%減。首都北京は6・6%減った。

人けのない中国湖北省の省都・武漢市内のビルに点灯した「武漢加油(武漢がんばれ)」の文字=1月(共同)
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