米の感染死者、実態は大幅増か 例年との比較で見方強まる

 【ワシントン共同】新型コロナウイルス感染による死者数が世界最多の6万人を超えた米国で、実際の死者数ははるかに多いとの見方が強まっている。今年の総死者数が例年をどれだけ上回ったか調べる「超過死者数」の分析によると、全米各地で軒並み大幅に増えていたと米主要メディアが報じた。
 最大の感染地である東部ニューヨーク州のクオモ知事も29日までの記者会見で「合計の死者数は正確ではないと思う。もっと多いだろう」と指摘した。米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、30日までで米国の感染者数は103万9909人、死者は6万966人。

クオモ知事 ( Arnow / www.flickr.com/photos/patarnow/5039139403)