米中西部の先住民がコロナ検問所 州知事の撤去要求拒む

 【ワシントン共同】米中西部サウスダコタ州で、先住民居留地に続く幹線道路に新型コロナウイルス感染拡大を防ぐ目的で先住民が自ら検問所を設けた。ノーム知事は「違法だ」として先週、48時間以内の撤去を求める書簡を送ったが、先住民側は拒否。知事は法廷闘争も辞さない強硬姿勢を示し、対立が続いている。
 検問所を設けたのはシャイアン・リバー・スー民族などで、3月末から高速道路などに順次設置。外部からの不要不急の入域を拒み、入域者には健康上の質問に答えることを課した。
 指導者のフレイジャー氏は、人の出入りや住民との接触を把握することが狙いと説明している。

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