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ニューヨーク市内で3月中旬から外出制限が始まり、ニューヨーカーの行動様式を変えた。それが市内の生態系に影響を及ぼしている。ウォール・ストリート・ジャーナルが13日、報じた。
「路上のゴミが急に無くなり、清潔になってしまった。食品廃棄物を餌にしていたネズミは困窮して餌を探し回っている」と害獣の専門家、ボビー・コリガンさんは話す。縄張り争いが激化し、ネズミ同士の共食いが起こっているという。
野鳥の保護活動を行う市のオーデュボン協会の生物学者、ケイトリン・パーキンスさんもこのところ、絶滅が心配されるフエコチドリの繁殖地である海辺に、人や犬がたくさん来ていると指摘。「巣を踏まないように」と呼び掛けている。
「春になって、鳥は繁殖行動を開始した」と説明するのは、ブルックリン野鳥クラブのデニス・レホウシックさん。レホウシックさんは、外出制限下、ニューヨーカーの行き場が無くなり、公園に繰り出す人が急増したことを受け、野鳥の生態系に影響を及ぼすことを懸念。「人が増え続ければ、6カ月後には鳥がいなくなってしまう」と話している。
捨てられたプラスチック製の手袋やマスクが、ジャマイカ湾にたくさん浮かんでいるという目撃情報もある。ジャマイカ湾・ロッカウェイ公園管理委員会の代表、アレックス・ザブロッキーさんは「野生動物や、自然環境に悪影響だ」と警鐘を鳴らしている。

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