トランプ氏に英医学誌が反論 WHOへの書簡は「不正確」

 【ワシントン共同】英医学誌ランセットは19日、トランプ米大統領が世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長宛ての書簡で、新型コロナウイルスを巡り同誌などが昨年12月初旬に中国・武漢で感染が拡大していると報告したと触れたことについて「不正確だ」と反論する声明を発表した。
 声明では、同誌が中国での新型コロナに関する論文を掲載したのは今年1月24日が初めてだとしている。さらに、書簡での主張は、パンデミック(世界的大流行)を制御しようとする国際協力の強化にとって「深刻で、ダメージを与える」と非難した。
 書簡は18日付で、トランプ氏は自身のツイッターで公表した。

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