社会人の「オンライン学習」が大流行 趣味や仕事、新規受講者倍増で収益拡大

 在宅勤務や巣ごもりが続く中、オンラインでレッスンを受講する社会人が急増している。ウォール・ストリート・ジャーナルが21日、報じた。
 オンライン学習のサイト「スキルシェア」には約6000人の講師がさまざまなビデオ授業を投稿している。利用者は、年間99ドルを払うと無制限で受講できる。3月中旬、ニューヨーク州などでロックダウンが始まると、「アクセスがうなぎ上りになった」と、CEOのマット・クーパーさんは話す。特に、ソフトウェアのアドビについて学ぶクラスが人気で、講師によると、4月の同クラスの収益は6万8000ドル(約731万円)に上ったという。 
 同様のサイト「ユーデミー」では2〜3月に、ピラティスのコースの受講者数が400%もアップ。製図を学ぶクラスの受講者数は900%増を記録した。「ゴーサム・ライターズ・ワークショップ」は4月、クラスを対人からビデオ通話アプリ「ズーム」に切り替え、収益が36%も増えた。自分の夢をかなえたい社会人が「小説の書き方」などのクラスに参加している。
 コンピューター・プログラミングを教える「コードアカデミー」の講座は講師がいない。ゲームや自動応答機能のボットを駆使し、フィードバックを即時的に行うことを売りにしている。新規の受講者は2月から倍増。共同開発者のザック・シムズさんは「健康分野やプログラミングのコースが人気」と話し、今後もボット講師レッスンが伸びていくと予想している。

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