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ニューヨーク市内では新型コロナウイルスへの感染を恐れ、子どもを病院に行かせることを避ける保護者が増加。そのため、はしかや水ぼうそうなどの予防接種率が急落している。ニューヨークタイムズが20日、報じた。
市内では現時点で、同ウイルスの感染拡大予防として4月から閉鎖していた約1800校の公立校や、数百カ所の託児所は9月に再開が予定されている。新学期前に生徒には、はしかや水ぼうそうなどの予防接種を受けることが求められ、例年は公立校の生徒の98%が予防接種を受けている。しかし、市保健局によると、3月23日から5月9日までの間に市内の子どもが受けた予防接種の件数は、昨年同時期から63%減少していた。2歳以上では、91%減少している。
デブラシオ市長は20日の記者会見で「予防接種を受けていない子供たちは疾患にかかる可能性が高い。その結果、新型コロナウイルスに感染するリスクも高まる」と、警鐘を鳴らした。
またマンハッタン区の小児耳鼻科の医師、マイケル・ロスチャイルドさんによると、ロスチャイルドさんの元に診察に来る子どもの人数はこのところ、90%減少。医師の中には、予防接種率や受診数の低下から、新型コロナウイルスよりも子どもの発症率が高く、同ウイルスよりも子どもにとって危険とされている他の病気の発症件数が急増することを懸念する声も上がっている。市では昨年春、宗教上の理由で予防接種を拒否するユダヤ教超正統派コミュニティーの間で、はしかが大流行した。

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