南北戦争時の南軍司令官像撤去へ 米バージニア州、抗議デモで被害

 【ニューヨーク共同】米南部バージニア州のノーサム知事(民主党)は4日、州都リッチモンド中心部にある南北戦争時の南軍司令官リー将軍の像を撤去すると発表した。像は黒人差別や奴隷制度容認の象徴と見なされ、中西部ミネソタ州での白人警官による黒人暴行死事件を巡る抗議デモの中で落書きなどの被害が相次いでいた。
 ノーサム氏は「われわれはもう間違った歴史を教えることはない」と述べ、できるだけ速やかに撤去する意向を示した。
 2017年にバージニア州シャーロッツビルで白人至上主義者と反対派が衝突した事件の後にも、米各地で南軍関連の像や記念碑を撤去する動きが出た。

(Photo: Hal Jespersen / https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Monument_Ave_Robert_E._Lee.jpg)

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