少年の1人が司法取引で罪を認める 昨年12月、バーナード大生殺害事件

 マンハッタン区モーニングサイドパークで昨年12月11日、バーナード大学1年生のテッサ・メジャーズさん=当時(18)=を殺害した容疑で逮捕、起訴された3人の少年のうちの1人が今月3日、罪を認めた。ニューヨークタイムズが同日、報じた。
 メジャーズさんは同公園内で、強盗目的で近づいて来た少年にナイフで刺され死亡した。ニューヨーク市警察(NYPD)はその後、事件当時13歳だった少年Aとラシャウン・ウィーバー被告(14)、ルキアノ・ルイス被告(14)の3人を殺人の容疑で逮捕、起訴した。
 そのうち、13歳だった少年Aは、少年扱いの第2級殺人罪で起訴されていた。しかし少年は、殺人について無罪を主張。今月3日、同区家庭裁判所で少年Aは、第1級窃盗罪を認める代わりに殺人罪については不起訴にするという検察当局との司法取引に合意した。キャロル・ゴールドスタイン判事は少年Aに対する殺人罪を取り下げた。
 新型コロナウイルスの影響により、オンラインでの司法取引に参加した少年Aは、窃盗罪を認め、ウィーバー被告(14)が殺害を実行したことなど、事件当時の詳細を証言した。
 ゴールドスタイン判事によると、少年Aには6〜18カ月の禁固刑が言い渡される予定で、6月15日に再出廷が命じられている。ウィーバー被告とルイス被告は、事件当時14歳だったため、同区の刑事裁判所で成人扱いの第二級殺人罪および窃盗罪で起訴されている。
 ニューヨーク州の法律では、特定の暴力犯罪について、14歳以上の少年を成人として起訴する裁量を検察官に与えている。

メイジャースさんのインスタグラムより

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