元国務長官、大統領の再選不支持 共和党重鎮がデモ対応を批判

 【ワシントン共同】米共和党穏健派の重鎮で超党派の人気があるパウエル元国務長官は7日、CNNテレビの番組で、黒人男性暴行死事件に伴う抗議デモを巡って軍の動員など強硬策を唱えたトランプ大統領の対応を「合衆国憲法を逸脱しつつある」と批判し、11月の大統領選で同氏の再選を支持せず、民主党のバイデン前副大統領を支持すると明言した。
 共和党ではブッシュ(子)元大統領やロムニー上院議員もトランプ氏再選を支持しない方針と伝えられており、抗議デモを機に共和党有力者らのトランプ氏離れが加速する可能性もある。
 パウエル氏は、米軍制服組トップの統合参謀本部議長も歴任した。

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