米CIA、ハッキング開発を優先 内部情報流出の防御対策せず

 【ワシントン共同】米メディアは16日、米中央情報局(CIA)が、他国から情報を収集するための独自のハッキングソフトの開発などを優先し、職員による内部情報の窃取を防ぐ対策をしていなかったとする報告書をまとめていたと報じた。
 米メディアによると、報告書は「システムの安全を犠牲にし、サイバー兵器の開発を優先させた」と明記。CIAのサイバー部門では、ネットワークにアクセスできる人なら誰でもサイバー兵器の情報を利用できる状況だったという。
 内部告発サイト「ウィキリークス」による暴露がなければ、情報が盗まれたこと自体に気付かなかった可能性もあるとしている。

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