米国務長官「一国一制度」と批判 香港の優遇廃止進める

 【ワシントン共同】ポンペオ米国務長官は6月30日、声明を発表し、中国政府による「香港国家安全維持法」施行を受け「一国二制度を一国一制度に変えた」と批判、米国が香港に認めてきた優遇措置の廃止に向けた動きを進める考えを示した。
 ポンペオ氏は同法施行に関し「中国共産党の決定は(香港の)自治と中国の最も優れた成果の一つを破壊するものだ」と指摘。「今日は香港や中国の自由を愛する人々にとって悲しい日となった」と中国の対応に反発した。
 さらに「米国は引き続き、香港の自由を愛する人々を支持し、言論や報道、集会の自由、法の支配に対する中国の攻撃に対応する」と強調した。

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