米大統領の英雄公園構想に批判 選定に偏りと批判の声

 【ワシントン共同】トランプ米大統領が11月の大統領選に向け、歴史上の英雄の像を並べた国立公園を設置する構想を打ち出した。白人警官による黒人男性暴行死事件後、奴隷制に絡む銅像撤去の動きの広がりに対抗して保守層にアピールする狙いだが、対象の選定が偏っているとの批判が噴出している。
 トランプ氏は3日、「英雄庭園」と称する公園の構想を表明。支持基盤のキリスト教福音派の指導者や保守系政治家ら計31人の像を公園に置いて顕彰するとした。
 一方で民主党の大統領経験者はゼロ。米メディアは、対象の多くが白人男性で黒人はキング牧師ら5人だけと、人種や党派の偏りを指摘した。

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