ユダヤ難民の遺族が日本側に謝意 NY総領事と面会

 【レークウッド共同】第2次大戦中に当時の駐ソ連大使、故建川美次(1880〜1945年)が発給したビザ(査証)で命を救われたユダヤ難民の遺族5人が22日、米東部ニュージャージー州レークウッドで、在ニューヨーク総領事館の山野内勘二総領事と面会、日本側に謝意を伝えた。
 難民は当時17歳だった女性リスシェル・コトラーさん(1923〜2015年)。リスシェルさんの五男アーロンさん(56)がこの日、自宅を訪れた山野内氏に「母を救ってくれた日本に感謝したい」と述べた。山野内氏は「名誉に思う」と応じた。
 アーロンさんは、日本政府などが建川の功績を認めるよう要請した。

22日、ユダヤ難民遺族のアーロン・コトラー氏(左)から説明を受ける在ニューヨーク総領事館の山野内勘二総領事=米東部レークウッド(共同)

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