米司法省、中国人ハッカーを訴追 新型コロナ研究成果も標的

 【ワシントン共同】米司法省は21日、中国を拠点に過去10年以上にわたり日米を含む各国企業や政府機関へのハッキングを繰り返し、医薬品や国防などに関するハイテク情報を盗んだなどとして、中国政府の委託を受けた中国人2人を計11の容疑で訴追したと発表した。新型コロナウイルスに関する研究成果も標的にしていたという。
 2人は34歳と33歳。大学で電子工学を学んだ同級生で、中国の国家安全省と契約を結び、遅くとも2009年から日米やドイツ、オーストラリアなど11カ国へのハッキングを続けていた。
 司法省は数億ドル(数百億円)相当の知的財産などが盗まれたと指摘した。

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