米コダックが医薬品に進出 海外依存脱却へ 政府系から融資

 【ニューヨーク共同】印刷事業を手掛ける米イーストマン・コダックが新たに医薬品部門を立ち上げることが28日、明らかになった。政府系金融機関から7億6500万ドル(約800億円)の融資を受け、医薬品製造に不可欠な原材料を米国内で生産する。
 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、トランプ大統領は医薬品の中国などへの過度な依存を減らすため、戦時に軍需物資を増産するために設けた「国防生産法」の活用を指示。これに基づき、米国際開発金融公社が融資する。  コダックは1975年にデジタルカメラを世界で初めて開発。2012年の経営破綻後は、印刷事業に集中し経営を立て直した。

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