【ニューヨーク共同】米ニューヨーク市のブロンクス動物園を運営する「野生動物保護協会」は7月31日までに、同動物園で1906年、アフリカ中部出身の黒人男性をオランウータンと同じおりに入れて見せ物にしたとして、謝罪する声明を出した。
声明によると、男性は現在のコンゴ(旧ザイール)出身。1906年9月の数日間、同動物園のサル舎で見せ物にされ、非人道的状況に置かれた。声明は「こうした行いをこれまで非難しなかったことで多くの人を傷つけた」として謝罪した。
男性は1週間ほどで解放され、ニューヨーク市南部ブルックリンの施設に入ったが、約10年後に自殺したという。
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