ニューヨーク市周辺のビーチでサメの目撃情報が増えるなか、男子大学生がロングアイランドで、400ポンド(約181キログラム)のオオメジロザメを釣り上げた。ゴッサミストが7月30日、報じた。
ナッソー郡マンハセットに住む大学生、T・J・ミニュティロさん(21)は7月19日、サウスショアのニッカーソンビーチで、全長8フィート(約2.4メートル)のオオメジロザメを釣った。ミニュティロさんは、大物釣りを始めてから約300匹のサメを釣ったと話しているが、375〜400ポンドと推定されるこの巨大なオオメジロザメが、これまで遭遇した中で最大だという。ミニュティロさんは、写真を撮った後、サメを海に返した。
サウスショアでは27日以降、8件のサメの目撃情報が報告されている。29日には、リド・ウエストビーチおよびニッカーソンビーチでサメが目撃されたため、同地域のビーチで同日、一定の時間帯、遊泳が禁止された。ナッソー郡長のローラ・カラン氏は、記者団に対し、「水中に潜んでいる可能性のある物体を見逃さないように、同郡の海岸線を対象にしたヘリコプターによる強化空中パトロールを開始した」と話している。サメとの遭遇を回避するためのアドバイスとして同氏は、海岸近くに留まること、1人ではなく集団で泳ぐこと、夕暮れと夜明けの遊泳は避けることを呼びかけている。