米中高官、15日に貿易協議 合意履行状況点検と米紙報道

 【ワシントン共同】米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は4日、米通商代表部のライトハイザー代表と中国の劉鶴副首相が15日にテレビ会談を行う方針だと報じた。2月に発効した米中貿易協議の「第1段階」合意の履行状況を点検する。
 米政権は新型コロナや香港情勢を巡って対決姿勢を示しているが、経済への悪影響を避けるため貿易合意に関しては様子見を続けている。
 焦点となるのは、中国が約束した米産品の巨額購入の実施状況だ。中国は農産品や工業品など分野別で目標額を設定。米国からの輸入を2年で計2千億ドル積み増すと明記したが、経済停滞で目標達成は厳しい状況となっている。

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