【ワシントン、北京共同】エスパー米国防長官は6日、中国の魏鳳和国務委員兼国防相と電話会談し、中国による台湾周辺や南シナ海での軍事活動への懸念を表明、中国側に自制を求めた。米国防総省のホフマン首席報道官が記者会見で明らかにした。
中国国営通信の新華社によると、魏氏は南シナ海や台湾問題に加え「米側が中国に汚名を着せている」とする問題について「誤った言動」をやめるよう求めた。台湾への閣僚派遣など対中攻勢を強めるトランプ政権をけん制したとみられる。
両国によると、エスパー氏は米中間の国防当局間で「建設的で結果を重視する関係を構築すること」の重要性を強調した。
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