屋外で大いに笑おう NYのコメディークラブが野外ステージ

 コロナ禍で閉鎖しているニューヨークのコメディークラブが屋外にステージを移し、営業を続けている。ウォール・ストリート・ジャーナルが6日、報じた。
 マンハッタン区アッパーウエストサイドにあるスタンドアップNYは、バッテリーパークシティー内のワグナーパークやセントラルパークに野外ステージを設け、コメディーショーを実施する。オーナーのダニ・ゾルダンさんは従来のスタジオのような「四方の壁に固執する必要はない」と断言。出演者はコロナを逆手に取ったジョークを飛ばし、観客の反応も上々だ。この他、同区のザ・ニューヨーク・コメディー・クラブ、ザ・スタンドや、クイーンズ区アストリアのQ.E.Dが、裏庭のスペースを利用するなどして屋外営業を実施している。ミートパッキングディストリクトの肉料理店、ジ・オールド・ホームステッド・ステーキハウスも最近開始した屋外営業にスタンドアップコメディアンのショーを追加した。オーナーのマーク・シェリーさんは「ニューヨークには笑いが多少必要だ」と話している。
 ただし、ニューヨーク州の広報担当官によると、コロナ感染予防ガイドラインでは、屋外の「低リスク」なエンターテイメント活動を許可しているが、コメディーショーはいまだに禁止事項。ニューヨーク市長の広報担当官も州のガイドラインに従うとしており、コメディークラブによる屋外営業の先行きは不透明だ。

スタンドアップNYのインスタグラム(@standupny)より

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