MTA、サービス削減を示唆　財政危機の中

新型コロナウイルス

　ニューヨーク州都市交通局（MTA）は26日、連邦政府から120億ドル（約１兆2780億円）の緊急資金援助がない場合は、サービスを大幅に削減する可能性があると発表した。
　パトリック・フォイ局長は、MTAの赤字は新型コロナウイルスの影響により2024年までに約162億ドル（約１兆7265億円）に上ると表明。連邦政府からの支援がない場合は地下鉄とバスの運行本数を40%削減し運賃を値上げする必要があると述べた。
　これによって、地下鉄の待ち時間が最大８分、バスの待ち時間が最大15分増加する他、約7000人の従業員が解雇されることが懸念されている。