真珠湾で初の原爆展開催 被爆者 「意義深い場所」

 太平洋戦争で日米開戦の地となった米ハワイ州の真珠湾で、広島、長崎両市への原爆投下による被害や核兵器の脅威を伝える「原爆展」が開かれている。両市などの主催で、これまでに米国を含む19カ国51都市で開いてきたが、ハワイでは初めて。被爆者は「日米にとって忘れてはならない場所。大変意義深い」と歓迎している。
 会場は、日本が太平洋戦争の降伏文書に調印し、現在は真珠湾に係留されている米戦艦ミズーリの記念館。新型コロナウイルスの影響で予定より約1カ月遅れ、8月13日から始まった。11月末まで展示した後、ハワイ大ヒロ校でも開催する。

米戦艦ミズーリの記念館で開かれている原爆展で、展示品を眺める男性=8月、米ハワイ州の真珠湾(戦艦ミズーリ保存協会提供)(共同)

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