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ニューヨーク市はこのほど、新型コロナウイルスの感染拡大予防策としてマンハッタン区アッパーウエストサイドのホテルを、ホームレス用シェルターとして使用したことについて、近隣住民から苦情が寄せられていたことを受け、ホームレスを別の施設に移すことを決めた。ニューヨークタイムズが8日、報じた。
同市は7月、ドミトリー式のホームレスシェルターで、新型コロナウイルス蔓延を抑制するため、数千人のホームレスを市内の32軒のホテルに移した。同地区のホテルにも、ホームレス男性約300人が移された。しかし、ホームレスらによる通行人への嫌がらせ、路上での排尿や排便、屋外での違法薬物の使用や販売などが行われ、「高級住宅街の生活の質を落とした」として、数ケ月間にわたって住民からの苦情が相次いでいた。また、一部の住民は、非営利団体を結成し資金調達サイト「ゴー・ファンド・ミー」で寄付金を募り、市を提訴すると息巻くランディ・マストロ元ニューヨーク副市長を弁護士として雇った。
ニューヨーク市社会福祉局の広報担当、アイザック・マクギンさんは、ホームレス移動の決定が近隣住民からの苦情や訴訟計画と関連しているのかについてはコメントを控えたが、市が当初、ホームレスをシェルターからホテルに移したのは「一時的なことと予定されていた」と説明。市は今週にも、ホームレスの移動を開始するという。しかし、一部の住民からは「ホームレスの移動による治安悪化の懸念は大げさな主張だった」と、移動の決定に失望する声も上がっているという。

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